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免責事項

本書はすべての読者の利益を保証するものではありません。本書の利用によりいかなる損害が発生しましても、一切の責任を負うものではありません。

目次

 

はじめに

この度は、

第1章 輸入ビジネス〜バイマ(BUYMA)〜をはじめよう

バイマは、海外から商品を仕入れて日本で販売する輸入ビジネスです。

ただし、人によっては当てはまらない場合もあり、たとえば海外在住の方であれば日本への輸出になりますし、日本で仕入れて日本で売る国内販売をしている方もいます。

ですがノウハウや考え方は同じですので、ご自身の状況に合わせてお読みください。

まず最初に、輸入ビジネスをはじめる方にとって、これからご説明することは、聞き慣れない言葉や、決まり事があるかもしれません。

私も輸入ビジネスをはじめた時は、わからない言葉を一つずつ調べたものです。

海外から何か買った経験もなかった私ですが、まさか自分が販売する側に回るなんて、思ってもみませんでした。

しかし、実際にやってみると、少しずつ慣れていくものです。

そのうち、丸1日かかっていたことが、2〜3時間で終えられるようになったりと、気がつけばできることの方が多くなってきます。

はじめはわからなくても当然です。そんな方たちのために本書を書いていますのでご安心ください。

一つずつ理解しながら進めていきましょう。

それでは、バイマの基礎となる輸入ビジネスの解説をはじめていきます。

輸入ビジネスについて

あなたは輸入ビジネスと聞いて、どのようなイメージをお持ちでしょうか?

  • 難しそう
  • リスクがありそう
  • 英語がわからない
  • おもしろそう
  • やってみたい

未経験者からは、概ねこのような回答をいただきます。

実際に私もそうでした。

輸入ビジネスという言葉自体が何だか難しい印象を受けてしまいますが、実は意外とシンプルです。

輸入ビジネスとは、海外から商品を安く仕入れて、日本国内でより高く販売することを言います。

販売価格から仕入価格を引いた差額分が、輸入ビジネスの利益です。

12,000円(販売価格)−10,000円(仕入価格)=2,000円(利益)

そのため、輸入ビジネスで利益を得るためには主に以下の2つが考えられます。

  • 日本で売れている商品を海外から安く仕入れる
  • 日本で希少性の高い商品を海外で探して仕入れる

これらのポイントを押さえていれば、輸入ビジネスで利益を出し、収入をつくることができます。

輸入ビジネスは誰でも今すぐにはじめられる

輸入ビジネスをしていることを知らない人に話すと、だいたい次のようなことを言われます。

  1. 英語を話せるの?
  2. 海外での買い物って危なく(騙され)ない?
  3. 難しくて私にはできないなあ

このように、未経験者の多くが抱いているイメージは、もしかしたらあなたも思っていたことかもしれませんね。

では、これらのイメージについて「実際に本当なのか?」を一緒にみていきましょう。

1. 英語が話せることは必要なのか?

輸入、海外と聞いて、まず頭に思い浮かぶのは英語のことでしょう。

英語を使いこなして輸入ビジネスをしていると、私も周りからは思われていました。

ですが実際、輸入ビジネスをしていている90%以上の人は、英語をほとんど話せません。

ほとんどというのは、

  • 「私の名前は◯◯です」
  • 「こんにちは、ありがとう」
  • 「これはペンです」

これくらいなら話せるということです。

「えっ、それくらいでいいの?」と思われるかもしれませんが、このような小学生レベルの英語でも、輸入ビジネスはできてしまいます。

とくに今は、ネットで買い物をしたことがない人の方が少ないくらいなので、輸入ビジネスで買い付けをすることには困らないでしょう。

2. 海外で買い物をするのは危険なのか?

輸入ビジネスでは、ネットで海外から買い物(買い付け)をします。

顔の見えない海外のネットショッピングなので、騙されたりしないのか、不安があるのは当然です。

ですが実際には、海外旅行に行った時、現地でお土産を買うような感覚だとお考えください。

怪しいお店には入らず、ちゃんとした信頼できる店舗で買えば安心ですよね?

もちろん、長く輸入ビジネスをしている経験からみても、問題やトラブルがまったくのゼロということはありませんが、それは日本でも同じです。

きちんと予防や対策をおこなっていれば、大きな問題に発展することはほとんどありません。

3. 難しくて私にはできなさそう……

私は独立起業してから十数年たちますが、様々なビジネスを経験してきて、輸入ビジネスは未経験者や初心者さんと非常に相性が良いと感じています。

実際に物品を取り扱うシンプルでわかりやすいビジネスモデルだからです。

もちろん、必要な知識や経験はありますが、一つずつ段階を踏んで身につけば難しいことはありません。

知識も経験も特別な才能も不要ですから、今すぐにでもはじめられます。

どんなことでも、いきなり最初からできる人はほぼいません。

たとえばゴルフをはじめたら、最初はルールや基礎知識を覚えますよね?

それから、クラブの持ち方やスイングの仕方などを練習して、実際にボールを打って上手くなっていくはずです。

輸入ビジネスでも同様に、まずはルールや基礎知識を理解して、その後で正しい手法を身につけていきます。

そのやり方を本書では詳しく、そしてわかりやすく解説していきますのでご安心ください。

輸入のルール

それではまず、いきなり実践に入る前に、輸入のルールから覚えていきましょう。

ルールというと難しそうだと感じるかと思います。実際、聞き慣れない言葉や、とっつきにくい法律の話も出てきます。

私も最初はまったくわからなかったので、一つ一つ調べながら覚えていきました。

けっこう大変でしたし、無駄なこともたくさんあったので、そんなことがないように、ここでは輸入ビジネスに関わることだけをお伝えしていきます。

大事な部分なので、はじめのうちにしっかり理解しておきましょう。

1. 輸入が禁止されているもの(関税法)

税関のホームページに一覧がありますので、こちらをご確認ください。

税関:「輸入してはならない貨物とは」より
https://www.customs.go.jp/tetsuzuki/c-answer/kinseihin/2001_jr.htm

これらの商品は、日本の関税法によって輸入が禁止されていて、不法に輸入すると刑事罰が科せられる場合があります。

また、輸入規制や許可が必要な商品もありますので、輸入については関税法や関連する法律をよく確認することが重要です。

とはいえ、私たちが輸入ビジネスをする際、ほとんどの禁止物は取り扱いませんので、とくに関わるのは「11. 特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権、著作隣接権、回路配置利用権又は育成者権を侵害する物品」になります。

また、令和3年(2021年)5月に改正された商標法および意匠法を受けて、令和4年(2022年)3月に関税法が改正され、個人で使用する場合であっても、海外の事業者から送付される模倣品(商標権または意匠権を侵害するもの)は輸入できなくなりました。

2. 国内の法令によって輸入が規制されているもの

以下に該当するものは、国内の法令によって輸入通関までに検査、許可、承認が必要となります。

  1. 「食品衛生法」:食品、添加物、食器、容器包装、乳幼児用玩具など
  2. 「医薬品医療機器等法」:化粧品、医薬品、医薬部外品、医療機器
  3. 「植物防疫法」:植物、種苗、花き、野菜、果物など
  4. 「家畜伝染病予防法」:動物、食肉、食肉加工品など
  5. その他

輸入ビジネスにおいて、とくに注意が必要なものをあげておきます。

  1. 食品関係、食器、赤ちゃんが口に含むもの(哺乳瓶など)は、輸入ビジネスで取り扱ってしまいがちなので気をつけてください。
  2. これらに該当するものは、厚生労働大臣の輸入販売業の許可を受けた者でなければ業務輸入してはならないとされています。輸入ビジネスでいえば、石けん、シャンプー、香水なども医薬部外品や化粧品になります。

詳しくは下記のページをご参照ください。

税関:医薬品・化粧品等の個人輸入について
http://www.customs.go.jp/tetsuzuki/c-answer/imtsukan/1806_jr.htm

3. 知的財産侵害物品の輸入規制(関税法)

知的財産侵害物品とは、商標権、意匠権、特許権、著作権のような知的財産権を侵害する物品のことです。

ブランドのマークやブランド名、キャラクター、商品の形状などを真似して、本物であるかのように作られた模倣品などが含まれます。

内容はバッグ、財布、衣類、靴、スマホケースなど多岐に渡り、輸入ビジネスでも売れ筋商品に当たるものなので注意してください。

令和4年(2022年)10月1日より、模倣品の水際取締まりが強化されています。

税関:知的財産侵害物品の取締り
https://www.customs.go.jp/mizugiwa/chiteki/index.htm

これらは個人使用であっても、税関による没収の対象となります。国内の通販サイトで購入した場合であっても、海外から直接、送付されることもあるため注意しましょう。

回避するためには、極端に値段が安いものは避ける、保証書の内容が正しく記載されていること、素材や縫製などから商品の吟味をしっかりおこなうこと、信頼できるお店で購入するなどです。

輸入に関する専門機関

輸入ビジネスをはじめたばかりの頃は、ルールをいくら調べても、自分ではわからない場合もあります。

そんな時は、輸入のルールについて、詳しく説明してくれる専門機関を利用しましょう。

税関

https://www.customs.go.jp/

外国から日本へ輸入されたすべての商品は、税関で検査を受け、許可を得られたものだけが通過できます。

また、税関では関税と消費税を徴収していて、輸入されたものによって料金は異なりますが、この税関で決定後に徴収されます。

税関では、輸入ビジネスをする上で、輸入に関する様々なルールを調べることができますが、判断が難しい時も少なくありません。

輸入する商品についてわからないことがあれば、直接、税関に問い合わせをすると回答をもらえます。

税関:輸出入通関手続等に関する「お問い合わせ・ご相談」
https://www.customs.go.jp/question2.htm#a

ミプロ

https://www.mipro.or.jp/

ミプロ(mipro)は「輸入ビジネス」を支援するため、専門アドバイザーによる貿易・起業相談、セミナーの開催、情報提供などの事業に取り組んでいる機関です。

私たちのような小口輸入(販売を目的とした小規模での業務輸入)をする上で、必要となる知識の支援をおこなっています。

「小口輸入に関するQ&A」では、アパレル・ファッション雑貨、化粧品・医薬部外品、雑貨など、輸入ビジネスに関わりの深い商品について、回答が掲載されています。

ミプロ:小口輸入に関するQ&A
https://www.mipro.or.jp/Import/qanda/index.html

わからないことがあれば、専門のアドバイザーが無料で相談を受けてくれます。

私もはじめたばかりのころは、わからないことだらけでしたので、ミプロに電話をかけていろんなことを教えてもらいました。

丁寧に説明してもらえるので、自分で調べてみてもわからない場合は、電話をかけて直接、専門アドバイザーに聞いてみてください。

ミプロ:貿易・起業相談
https://www.mipro.or.jp/advisement/index.html

為替について

ふつうに生活をしていたら、なかなか為替については調べることもないでしょう。

馴染みがないので戸惑うかもしれませんが、覚えてしまえばとても簡単です。

為替というのは、日本と外国のお金の価値を比べる目安になるものと覚えておいてください。

外国のお金(通貨)にはたくさんの種類がありますが、輸入ビジネスで使う代表的なものは主にこちらです。

  • アメリカ:アメリカドル
  • ユーロ圏:ユーロ
  • イギリス:ポンド

輸入ビジネスでは、仕入れる商品の価格がそのまま利益に直結するので、この為替がとても重要になってきます。

とはいえ、私たち自身でコントロールできることではないので、仕入価格に合わせて、販売価格を調整するなど、為替の変化にうまく合わせていくことを意識しましょう。

為替については、こちらのサイトで簡単に計算できます。

Yahoo!ファイナンス
https://finance.yahoo.co.jp/fx/

関税について

関税という税金に関わる言葉を聞くと、すごく難しそうに感じてしまいますね。

もちろん私もそうでした。初めて聞く言葉でしたし、税関で解説されている関税のページを読んでもチンプンカンプンで、まったく先へ進めませんでした。

関税のすべてを説明すると、それだけで本1冊できてしまいますので、ここでは輸入ビジネスをする上で、必要最低限の知識をお伝えいたします。

それでも、より詳しく知りたい方は税関のホームページを参照してください。

税関:関税のしくみ
http://www.customs.go.jp/shiryo/kanzei_shikumi.htm

関税とは、一般的に「輸入品に課される税」として定義されていて、日本国外から商品を仕入れた際に支払う税金になります。

ただ、関税は仕入れた商品の内容によって、支払う税金の金額が変わるのが大変なところです。

そこではじめのうちは、自分が仕入れる商品に、関税がどれくらいかかるかを調べます。

取り扱い商品が増えてくるに従って、関税の知識や経験が増えていきますので、そのうち何となく感覚的にわかるようになってくるはずです。

輸入する商品についてどのくらいの関税がかかるかは、以下の表を参考にしましょう。

税関:関税率表解説・分類例規
http://www.customs.go.jp/tariff/kaisetu/index.htm

商品ごとの関税率を調べる場合は、こちらの表をご確認ください。

税関:輸入統計品目表(実行関税率表)
https://www.customs.go.jp/tariff/

関税は支払わなければいけない税金です。輸入する際には、あらかじめ関税の金額分を販売価格に上乗せして計算しましょう。

関税の計算方法

私たちがおこなう輸入ビジネスは小口輸入にあたりますので、以下の計算式になります。

※①課税標準×※②関税率=関税額

※①課税標準:商品価格+国際送料など
※②関税率:商品ごとに詳しく分かれている

目安となる関税率はこちらに詳しく記載されています。

税関:実行関税率表
http://www.customs.go.jp/tariff/2015_4/

たとえば、商品価格20,000円の商品を輸入した場合、国際送料が4,000円、関税率が10%だとします。

①(20,000円+4,000円)×②関税率10%=関税額2,400円となります。

ただこの関税率ですが、5〜10%との記載があるように、一定ではありません。

そのため、税関を通過する時の担当者によって、関税率が変わってしまうことがあります。

そのような事情もあり、関税を正確に計算するのは困難ですので、この計算式はあくまで目安としてお考えください。

たとえば私の場合、商品価格に一律で10%を上乗せして関税額を計算しています。

一つ一つのズレはありますが、月間で見ると10%を少し前後するくらいなので、問題なしとしています。

それよりも、関税の計算に時間を取られすぎる方が良くありませんので。

ただこれは、あくまで私の場合ですので、ご自身の取り扱う商品等に基づいて、妥当な額を決めてください。

関税の支払い方法

関税の支払い方法は大きく分けて2種類あります。

  1. 商品を届けてくれる配送業者に直接支払う
  2. 税関から届く「国際郵便物課税通知書」というハガキや、電話によるお知らせを元に窓口で支払う(関税が高額だった場合)

個人でおこなう輸入ビジネスでは、基本的には「1.商品の配達時に直接支払う」場合が多いです。

関税等の税金の合計が30万円を超え、かつ配送業者が日本郵便の国際スピード便(EMS)の場合は、税関からのハガキや電話でのお知らせが来るので、郵便局の窓口で支払って商品を受け取ります。

以下、国際発送の種類ごとに解説していきます。

EMS(日本郵便の国際スピード郵便)

A.関税等の税金の合計が30万円未満:商品を配達した郵便局員に直接支払う

B.関税等の税金の合計が30万円以上:「課税通知書」を郵便局の窓口に持参し、税金を支払って商品を受け取る

国際宅急便(DHL・Fedex・USPSなど)※USPSはアメリカの郵便局

配送業者が税関の通過手続きをして税金を立て替えてくれるため、商品を届けてくれる配送業者に直接支払います。

海外のショップやデパートは国際宅急便を利用することが多いので、輸入ビジネスをしていると、こちらの発送方法で荷物が届くことが増えてきます。

またFedexなどの一部の発送業者では、商品を受け取った後に、後日請求書が送られてくる場合もあります。

輸入ビジネスを始めたばかりの時は、高額な仕入れをすることはあまりないはずです。

そのため関税については、商品を受け取る際「配送業者のドライバーさんに直接支払う」と、まずは覚えておきましょう。

関税の考え方

関税は支払わなければいけない税金ですので、必要経費として考えましょう。

ですが、まったく同じ商品でも関税額が違ったり、時には関税がかからないことだってあります。

しかしそれでも毎回、関税分を計算して支払う準備をしておくことが大切です。

先ほども書きましたが、関税の計算は時間がかかりますので、だいたいの目安を持つようにしてください。

ただし革製品など、関税率が極端に高いものもありますので、その際は調整が必要になります。

輸入ビジネスをするのであれば、関税と上手に付き合っていきましょう。

輸入消費税について

輸入消費税とは、外国から商品を輸入し、日本国内で販売する際に支払う税金で、輸入する際に課税されます。

これは国内製品が外国から輸入された製品よりも、価格面で不利にならないようにするためです。

そのため、海外の商品でも日本国内で消費される場合には、同様に消費税がかかるようになっています。

輸入消費税は、そのように外国と日本のバランスを取るための税金だと覚えておいてください。

関税と同様に輸入消費税の計算式がありますが、これもまた正確に算出することが難しいため、あくまで目安として考えましょう。

輸入消費税は以下の計算式で求められます。

※①消費税課税標準額×※②消費税率=輸入消費税額

※①消費税課税標準額は、関税の課税標準に消費税以外の国内消費税および、関税額を合計した金額。
※②標準税率で10%。

輸入する商品の合計金額が1万円以下になる場合、輸入消費税は免除されます。

しかし、すべての品物が該当するわけではなく、たとえば下記のような特定の商品については、1万円以下だったとしても免税になりません。

  • 革靴
  • 革手ぶくろ
  • 革製のカバン

ここまで輸入消費税の計算方法について解説しましたが、毎回毎回、計算をしていては大変になります。

そこで、関税と同じようにある程度の目安を決めた方が無難です。

私の場合は関税と同様に、商品代金に10%を上乗せしています。

英語について

海外から商品を輸入するためには、英語を使うことになります。

といっても、英語を話せるようになる必要はありません。

ネットショッピングを経験した人ならわかると思いますが、買い物をする際、やり取りをしないことの方が多いですよね。

商品を探し、ショッピングカートに入れて、決済をすれば買い物ができます。

これは日本でも海外でも同じです。

また、英語を使うときは基本的にメールになるので、わからなければ調べる時間があります。

日本語に翻訳して、ちゃんと意味を理解してから、やり取りを続ければいいのです。

内容も主に、Yes・Noをメインとしたものや、数字、簡単な英単語になるので、小学生レベルの英語で十分に通用します。

私の周りにいる輸入ビジネスで成功している人たちも、いまだに9割以上は英語がまったくできません。

英語ができなくてハンデやデメリットになることはありませんので安心してください。

ただ、いくら英語が不要だと言っても、使うことには変わりないので、上手に活用できる方法があるなら利用したいですよね。

そこで、英文を簡単に翻訳する方法をご紹介します。

無料翻訳ツール

無料で使える機械翻訳ツールです。

様々な言語に対応していて翻訳精度も高いため、輸入ビジネスで使う英語であれば、こちらで十分対応できます。

上手に使うポイントは、内容をなるべく短くまとめて翻訳することです。

文章を区切りながら「。」で終わらせ、段落や改行をつくってください。

より確実性を高めるためには、再翻訳するのも効果的です。日本語→英語で訳された内容を、英語→日本語で再翻訳して、意味が通じるかどうかをチェックしましょう。

無料翻訳は以下の2つがおすすめです。

Google翻訳
https://translate.google.com/?hl=ja

DeepL翻訳
https://www.deepl.com/ja/translator

Google ChromeのWeb翻訳

Google Chrome(グーグルクローム)には、Google翻訳を使ってWebページ全体を日本語に翻訳する機能があります。

海外のサイトにアクセスした際「このページを翻訳しますか?」という表示を、見たことがある方も多いのではないでしょうか。

このようにGoogle Chromeが自動的に表示する場合もありますが、表示がなければ右クリック→「日本語に翻訳」を選択すれば自動翻訳されます。

開いているページの「表示されているエリア」をビューポートと言いますが、Google Chromeのweb翻訳はビューポートでおこなわれ、画面をスクロールするとさらに翻訳処理が実行されます。

一度、翻訳をすればずっと継続されるので便利です。

web翻訳はGoogle chromeのブラウザや、アプリをダウンロードすることで使用できます。

慣れてきたら、翻訳した日本語表記のページと、元の英語のページを見比べて、どこに何が書いてあるかを感覚的に覚えるようにしていってください。

有料での翻訳依頼

これまで無料の翻訳ツールをご紹介してきましたが、これらは機械翻訳と呼ばれています。

翻訳ツールの場合、どうしてもたまにおかしな翻訳が表示されることもあります。

なかなか人が翻訳するレベルの高さまでは、機械翻訳が柔軟に対応できていません。

ただ、輸入ビジネスにおいては、これらの無料翻訳ツールを使うことで事足りてしまいます。

まずは無料翻訳ツールを使ってみて、足りないようならこちらの「有料での翻訳依頼」を試してみてください。

たとえば取引先との交渉で、ある程度きっちりした英語の文章を作りたいという時などは、より正確で精度の高い、人間による翻訳(人力翻訳)が便利です。

人力翻訳とは、実際に翻訳のプロにお金を支払って、レベルの高い翻訳をしてもらうサービスになります。

MEMO

これらのサイトで「翻訳」などのカテゴリを検索して、料金や納期、スキルなどを確認し、自分に合った翻訳者を選んでください。

英語はできなくても大丈夫

輸入ビジネスをしていると、海外のショップの外国人スタッフから、配送状況の確認などの連絡がメールで届くこともあります。

また、こちらから相手に同じような質問を、メールで聞きたい時も出てきます。

最近では、海外のセレクトショップやデパートで、ライブチャットを導入しているところが増えました。

海外のショップでは、メールで問い合わせても時差の関係などで、返信を数日ほど待たなければならないこともあります。

しかしライブチャットでは、ショップの営業時間に問い合わせをおこなえば、その場ですぐに返信がもらえます。

メールの返答を待つより断然スピーディーですので、急ぎの用事の時には便利です。

このように、英語はできなくてもいいけど、上手に使いこなせれば幅が広がります。

ぜひ英文を簡単に翻訳するツールを使いこなしてください。

第2章 バイマをはじめるために必要なこと 準備偏

輸入ビジネスの基礎をおさえたら、いよいよバイマの解説に入っていきます。

ですが少しお待ちください。早く始めたい気持ちはわかりますが、何事にも準備が必要です。

事前の準備ができているからこそ、無駄なく円滑にバイマに取り組めるようになります。

一つ一つは難しいものではありませんので、しっかり準備してバイマにトライしましょう。

事前に準備しておくと途中で困らなくてすむもの

これからご紹介するのは、準備に時間がかかってしまうものや、先に済ませておかないと途中で困る場合があるものです。

実際に私は準備ができていなくて焦ってしまったので、そうならないように事前に準備しておいてください。

クレジットカード

バイマの仕入れ(買い付け)は基本的にクレジットカードでおこないます。

使うか使わないかはさておき、使える資金は多い方が選択肢が広がるため、できればカードの限度額を上げておくことをおすすめします。

カードを利用していれば限度額は上がっていきますが、先に売上が伸びるようであれば、カード会社に連絡して限度額アップの依頼をしてみてください。(倍程度までは上がりやすいです)

また、クレジットカードのブランドはVISAかMasterCardにしておくと良いでしょう。日本でよく使われるJCBは、海外でのサイトで利用できない場合があるためです。

カードは1枚ではなく、枚数を増やしておいた方が無難です。稀に海外のショップによっては利用できないこともありますし、何かトラブルがあった際の予備のカードになります。

そのためカードのブランドは、1枚はVISA、もう1枚はMasterCardというふうに分けておきましょう。

そしてできれば、プライベート用とビジネス(バイマ)用でカードを分けておくと、経理がしやすいので確定申告などの経理の際に便利です。

諸事情があって、クレジットカードをつくることができない場合は、デビットカードでも代用できます。(ただし使えないショップもあります)

国際送金という方法もありますが、手数料も高額なので、だいたい20万円以上の仕入れを考えている場合以外は、使うことはないはずです。

また、国際送金は詐欺に使われるなど、トラブルもあったりするため、求められても断っておくのが無難です。

ポイントが貯まる

バイマで売上が増えると、同時に買い付けも増えることになります。

クレジットカードでの支払いが増えていくため、ポイントがどんどん貯まっていきます。

たとえばこちらポイントですと、以下ようなものに変えられます。

  • ロイヤルホストのお食事券1,000円分:130枚
  • エステティックチケット5,000円分:78枚
  • ニューヨークまでファーストクラスで往復&リムジンバス付き

他にも、マイレージプログラムでは、クレジットカードの利用でマイル(国内線・国際線の航空券などに交換可能なポイント)を貯められます。

貯まったマイルで海外旅行に行ったり、そのついでに商品の買い付けをしたりすることもできますね。

ぜひ賢くお得にマイルを貯めて、無料で国内・海外の旅を手に入れてください。

たとえばこちらの貯まったマイルですと、ハワイの往復航空券が35,000マイルで交換できるので、ハワイの往復チケットが2枚分手に入ります。

バイマで収入を得ながら、ポイントやマイルが貯まるという嬉しいご褒美です。

ポイントやマイルは最初は少しずつでも、コツコツ積みあがっていきますので、バイマに取り組むモチベーションになるのではないでしょうか。

カードを選ぶ基準として、ポイントやマイルの「還元率」が多いと思いますが、それ以外にも各カードで様々な特典がありますので、自分に合うカードを選んでください。

どのカードにしたらいいかよくわからない場合は、クレジットカードの比較サイトが便利です。

価格.com:クレジットカード比較
http://kakaku.com/card/

クレジットカードを不正利用されてしまった場合

バイマでは仕入れの際、海外のショップでカード決済を頻繁に利用するため、稀に不正利用をされてしまうことがあります。

私も何度か経験をしていますが、その都度、適切な対応をすれば問題ありません。

基本的には、クレジットカードの締日までに発覚すれば、すぐに全額補てんをしてもらえます。(クレジットカード会社によって対応が違うので、お使いのカード会社にご確認ください)

締日を超えてしまっている(口座引き落としになってしまった)場合は、カード会社で調査を行い、全額補てんをしてもらえました。

調査の内容によってはその際、クレジットカードがしばらく使えなくなることもあったので、なるべく複数のカードを持ったり、予備でデビットカードを用意しておくことをおすすめします。

不正利用をされてしまった場合、カード番号が変わったりするので、不便や不都合はありますが、お金の損失などがあるわけではないので、何も怖がる必要はありません。

クレジットカードの不正利用の金額が多いときはすぐにわかるのですが、3000円くらいの場合もありますので、毎月、必ず明細をチェックするクセをつけましょう。

ペイパル(Paypal)

https://www.paypal.com/jp/

あなたは、ペイパルという言葉をご存知でしたか?

私は自分でビジネスをするようになってから初めて知りました。

聞いたことがない方は不安があるかもしれませんが、ペイパルとは、かんたんで安心な決済サービスです。

ペイパルが使えるお店は世界2,400万店以上。バイマで仕入れをおこなう多くのオンラインショップでも利用されていて、3億人以上のユーザーがペイパル決済でお買い物を楽しんでいます。

ペイパルはアカウントの開設や年会費が無料なので、今のうちに登録をして、いつでも使える状態にしておきましょう。

ペイパルの使い方

ペイパルの使い方はとても簡単です。

  1. 買い物の際、決済方法でペイパルを選択
  2. ペイパルアカウントにログインする
  3. 内容を確認して「同意して続行」を押す

ペイパルにクレジットカードやデビットカードの情報を登録しておくことで、ショップでの買物時にID(メールアドレス)とパスワードを入力するだけで決済が完了します。利用手数料などの費用は一切かかりません。

また、ペイパルでクレジットカード決済を行った場合でも、クレジットカード独自のポイントやマイルは貯まるのでお得ですね。

安全に買い物ができる

日本では現在、数多くの個人情報の漏えいがあり、セキュリティに関する関心は年々高まっています。

ペイパルを使えば、支払い時に入力するのはメールアドレスとパスワードだけなので、相手側にカード情報を伝える必要がなく、安心してお買い物ができます。

ペイパルでは、すべての取引を不正対策専門チームで24時間365日監視し、被害を未然に防ぐ体制が整っています。

また、クレジットカード情報保護のための国際セキュリティ基準であるPCI DSSに準拠し、安全な取引を実現しています。

買い手(私たち)を守るしくみ

ペイパルでお支払いすると、お買物に安心が付いてきます。

  • ペイパルを利用して代金を支払ったのに、商品またはサービスが届かなかった
  • 届いた商品またはサービスが、説明や紹介されている内容と著しく異なっている

このような万一の時の「買い手保護制度」があります。

買い手保護制度は、ペイパルで購入した商品やサービスに対して、何か問題があった場合に、一定の条件の下に補償をするプログラムです。

たとえば、新品を注文したのに中古の商品が届いた場合、商品の説明や紹介されている内容と著しく異なっているため、返金の対象になります。

買い手保護制度は支払い日から180日間、手続きができるので安心です。

登録はかんたん

ペイパルは3ステップのかんたん登録で、今日からでも使えます。

ショッピング(海外仕入れ)だけならパーソナルアカウント登録で問題ありませんが、後からビジネスアカウントにアップグレードすることもできるので、あまり悩む必要はありません。

登録で困ったときは、ペイパルに直接、問い合わせてください。

ペイパル:お問い合わせ
https://www.paypal.com/jp/webapps/mpp/corporate/contact

-ワンポイント-

ペイパルは、サポート体制がとても充実しています。困ったことやわからないことがあれば、すぐにペイパルに相談してください。電話でのお問い合わせであれば、その場で解決の方法や手続きの仕方を丁寧に教えてくれます。私はこの電話サポートで何度も助けてもらいました。ただし、日本語での会話になりますが、オペレーターは日本人ではない場合があります。なるべくわかりやすく伝えるよう心がけてください。

梱包資材

はじめたばかりのころは、梱包や発送に手間がかかってしまうという経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。

その大きな原因は、事前の準備ができていないためです。

必要な梱包材を用意しておくことで、売れてから慌てて発送の準備をすることはなくなります。

商品の準備ができたら、すぐに梱包して発送できるようにしておきましょう。バイマでは購入者に早く商品を届けることも重要です。

梱包材はいろんなところで売っていますが、それぞれ値段もサイズも違いますので、現状に合わせて適切な梱包材を用意しましょう。

100円ショップで今すぐそろえる

はじめたばかりの出品数が少ない時は、まだどう梱包するかのイメージがつかみづらいはずです。

そこで、量が少なくて1個1個の料金は割高だけど、気軽に購入できる100円ショップを利用します。

ほとんどの100円ショップには「梱包材」のコーナーが設けられていて、品数も豊富なので、個人が発送に使う分には十分です。

ホームセンターでお得に購入する

慣れてきたら、ホームセンターで業務用サイズの梱包材を購入しましょう。

100円ショップよりも大容量で売っているので、安くて買いに行く頻度も減らせます。

プチプチなどは梱包の際に頻繁に使うので、ロールで買っておくと便利ですし、料金的にもお得です。

ネット通販で大量に安く買う

さらに販売数が増えて梱包が多くなってきたら、ネット通販で格安の業務用梱包材を探してみてください。

「格安 梱包材」などで検索をするとたくさんお店が出てきます。

私はこのようなお店をよく利用しています。

アースダンボール
http://www.bestcarton.com/kansyo/

ネット通販のため、自宅に届けてくれるので楽ですね。

最初に用意しておくべき梱包資材

最初からあれもこれも買ってしまうと、梱包材で部屋があふれかえってしまいます。

まずは以下のような最低限のものを揃えて、必要になったら都度、追加・補充するようにすると無駄がありません。

MEMO
  • セロハンテープ・OPPテープ
  • ハサミ・カッター
  • 段ボール
  • プチプチ
  • 緩衝材
  • 封筒
  • 透明な袋
  • 伝票類

発送する商品の種類によって用意するものは異なってきますので、ご自身に合ったものを取り入れてみてください。

梱包は手間がかかる部分でもありますが、購入者が受け取って最初に目にする第一印象です。

また、評価にもつながる重要なポイントです。

慣れてくればスムーズに作業できるようになるので、最初は時間がかかっても丁寧な梱包を心掛けましょう。

第3章 バイマをはじめよう! 基本偏

さて、いよいよこれから、バイマにチャレンジしていくことになります。

そのためにも、バイマについて知識を得ておきましょう。

バイマとは?

https://www.buyma.com/

バイマ(BUYMA)とは、日本にいながら世界中のブランドアイテムを買うことができるショッピングサイトです。

日本で人気の商品、日本では手に入らないもの、最先端のトレンドアイテムを、現地価格でお得に買うことができます。

そのため、欲しい商品を探している人や、海外まで買いに行けなかったり、英語ができなくて海外のショップが利用できないという人が、バイマを利用して買い物をしています。

バイマにはたくさんの利用者がいるため、その分、市場も大きく、今からはじめたとしても問題なく利益を出すことは可能です。

MEMO
  • 会員数:1,011万人
  • 出品数:;651万品以上
  • 海外ブランド取扱数:17,000以上
  • アプリダウンロード数:600万件
  • 購入平均単価:21,139円
  • ユーザー平均年齢:34歳
  • ユーザー性別:女性70%/男性30%

バイマは無料で販売活動ができますが、商品が売れた際に決済手数料として決済代金の5.4%〜7.7%が売上から差し引かれる仕組みになっています。

バイマの特徴とメリット

バイマの特徴とメリットを知ることで、どのように攻略していけばいいかがわかります。

他のショッピングサイトと同様なこともあれば、バイマ独自のものもありますので、まずはきちんとその違いを覚えておきましょう。

ここでは、とくに代表的なものを挙げておきます。

代わりに集客をしてくれる

2015年6月から全国放映開始された、華やかな芸能人を多く起用したテレビCMで話題沸騰となったバイマですが、その後もテレビ、雑誌、新聞など、数々のメディアに取り上げられています。

こうして知名度が広がれば広がるほど、販売する側にとっては市場も広がるためチャンスと言えるでしょう。

1,000万人を超える会員数と大きな知名度で、バイマにはたくさんのユーザーが集まっています。

また、バイマがGoogleやSNSなど、様々な場所に広告を出稿して、私たちの代わりに集客をおこなってくれています。

売る場所を提供してくれる

バイマでは、商品の情報があれば今すぐにでも出品することができます。

ショップのように商品が並び、自身のプロフィールページや、お問い合わせ窓口も設置されていて、購入者との連絡もスムーズです。

また、決済システムも完備されているので、購入者は様々な支払い方法を選ぶことができ、購入機会を逃しません。

困ったこと、わからないことがあれば、バイマ事務局に相談できます。

このように、すぐに販売活動をおこなうことができて、安心で安全なお取引ができるため、バイマは未経験者にもおすすめのビジネスモデルなのです。

無在庫販売

無在庫販売は、バイマだけが持つ最大のメリットと言えるでしょう。

無在庫販売とは、在庫を持たずに出品できることで、利益を上乗せした状態で販売し、売れたら商品を仕入れるという流れになります。

つまり、売れた時点ですでに利益が確定しているため、赤字になることがありませんし、売れた分だけ仕入れるので、売れ残りの心配もありません。

そのためバイマでは、金銭的なリスクを回避できるというしくみです。

また、在庫を保有しないということで、いきなり多くの資金を用意する必要がないため、 自分で使えるお金の範囲ではじめられます。

仕入れではクレジットカードのショッピング枠を使うので、手持ちの現金を使わずにすみます。

もちろん、計算間違いやトラブルなどの問題もありますので、まったくのノーリスクというわけではありません。

ですが、極力リスクを抑えながら、収入をつくっていくことができるこの無在庫販売ができるバイマは、未経験者や初心者さんでも、安心して取り組める人気のビジネスモデルです。

パーソナルショッパーとは?

バイマでは、販売者のことをパーソナルショッパーと言います。(長いのでよく「ショッパー」と略されています)

パーソナルショッパーは、購入者に満足してもらうための「お買い物をサポート」が目的です。

そのため、購入者の趣向に合った商品を紹介したり、新商品や人気商品のラインナップを整えたり、交流を深めていくことで「〇〇を探してほしい」といった買い付け依頼がくることもあります。

また、購入者から相談を寄せられたりと、他の物販ビジネスと比べて、バイマはお客様との距離が近い印象です。

バイマ内にオープンした自分のショップのような感覚で、購入者と良好な関係を構築し、お買い物を楽しんでもらえるようにしましょう。

そうすると、また購入してくれるリピーターさんの獲得にもつながります。

バイマで販売活動をするための準備

ここからは、バイマで販売活動をするための準備に入ります。

一つ一つは難しいことではありませんが、とても大切な部分なので、しっかり取り組んでください。

わからないことがあれば、バイマ事務局に問い合わせていただければ回答をしてくれます。

バイマ:お問い合わせ
https://www.buyma.com/inquiry/

※電話でのお問い合わせ窓口もあります。

バイマの情報を読む

これからはじめるバイマが、どんなところか知らない人は意外と多いです。

  • どんな規約があるのか
  • どんなルールになっているのか
  • 何ができるのか
  • どんな仕組みになっているのか
  • 機能や仕様はどのようなものがあるのか

自分がこれから販売活動(ビジネス)をして、収入をつくっていく場所なので、バイマのことをしっかり把握しておきましょう。

バイマのトップページの下の方にメニューが掲載されているので、そちらをすべて読むことをおすすめしています。

とくに「ルール・禁止事項」については、とても重要な部分なので、理解できるまで何度も繰り返し読むようにしてください。

また、情報が更新されることもあるので、定期的に確認するようにしましょう。

バイマ:ルール・禁止事項
https://qa.buyma.com/shopper/prohibited-item/

バイマで販売するためのアカウント作成

バイマで販売をするためには、2種類のアカウント登録が必要になります。

1つは「バイマの登録」で、もう1つは「パーソナルショッパーの登録」です。

どちらも、バイマのサイトから手順通りに進めていけば問題ありません。

注意することとしては、ショップ名(アカウント名)を後から変更できない点です。

これからバイマでは販売活動をおこなっていきますので、読みにくい名前や、良くない言葉が入っているようなショップ名は避けるようにしましょう。

とくに決まりはありませんが、読みやすい(覚えやすい)もの、意味があるもの、ポジティブなものなどが良いです。

第4章 バイマで利益を得るための方法 実践偏

これから、実際にバイマで利益をつくるための実践偏に入っていきます。

まだバイマ未経験の方には、はじめてのことも多いかと思いますが、一つ一つは難しいことではありません。

慣れないと時間がかかるかもしれませんが、回数をこなしていくうちにコツが掴めるようになります。

この実践編は、本書のキモとなる部分でもありますので、ぜひご自身のモノとしてください。

リサーチ 〜売れる商品を効率よく探す方法〜

いざバイマをはじめてみたものの、何を売ればいいかわからないという人は多いです。

また「何となく」や「思いつき」、「自分なり」に商品を選んで、まったく売れなかった経験のある方もいるのではないでしょうか。

リサーチのスキルを身につけることができれば、いつでも売れる商品を探し出せます。

ファッションやブランドに詳しくなくても、リサーチさえできていれば問題ありません。

新しいアイテムは世界中でどんどん出てきますから、その度に、新しいチャンスをつかむことができます。

バイマでは、自分で利益を上乗せして価格を設定できるので、売れさえすれば利益が得られます。

今出品している商品が売れなければ、売れる商品が出てくるまで、どんどんリサーチを続けて先へ進めていけばいいのです。

そのうち、リサーチのスキルや精度もどんどん上がっていきますし、売れている商品を出品し続けることで、商品ラインナップが整い、アクセスも増えていきます。

バイマはリサーチを正しく続けていくことで、道が開けていくビジネスモデルです。

リサーチの2つのポイント

バイマのリサーチには、2つの目的があります。

  1. ニーズのある商品を探す
  2. 商品のトレンドを探る

同じような意味に聞こえるかもしれませんが、この2つの違いを覚えておくことで、リサーチの幅が圧倒的に広がります。

私自身も、私がバイマを教えてきたクライアントさんたちも、このスタート位置の違いで、他のパーソナルショッパーとの差をつけています。

1.ニーズのある商品を探す

ニーズのある商品というのは、今現在、売れているものです。

バイマは無在庫販売のため、今売れている商品をすぐに出品することで、同じように売れやすくなるという理屈です。

「今売れているもの」というのがバイマを攻略するためのポイントになりますので、覚えておいてくださいね。

もちろん、いくら売れている商品とはいえ、リサーチしたすべての商品が売れるわけではありません。

なぜなら、他の数多くいるパーソナルショッパーも同様に出品していますし、自分の商品が購入者に見つけられていないこともあるからです。

その他、商品ページのつくり方や、タイミング、価格など、様々な要因が影響するでしょう。

ただ、今売れている商品を出品することで「人気商品が並んでいる」という商品ラインナップが整ってきます。

そうすると、売れる確率も上がりますね。

全部が売れるわけじゃないけど、売れる確率を高めていく。

これが、ニーズのある商品を探すためのリサーチになります。

ニーズのある商品を探すためには、パーソナルショッパーの「注文実績」を見ることです。

「注文実績」とは、そのパーソナルショッパーがこれまで販売してきた(売れた)商品の一覧が並んでいるページです。

いつ、何が、どれくらい売れたのかがわかるため、直近の販売商品を見ることで「今何が売れているのか?」がわかります。

実際に売れた商品を欲しい人が、全国でたった1人しかいないわけはありません。

つまり、その商品にはニーズがあるということですね。

2.商品のトレンドを探る

トレンドを探るというのは、今後、売れそうな商品を見つけることが目的です。

これから何が売れるのかがわかれば、事前に準備ができます。

事前に出品しておいて、売れるタイミングがきた時には「すでに商品ページがある」状態をつくるのです。

たとえば梅雨の時期は、レインコートやレインブーツのニーズが増えますから、あらかじめ出品を増やしておきます。

しかし、先ほどの注文実績のページを見たとしても、過去に販売された商品ばかりで、これから売れる商品は載っていません。

仮に見つけたとしても、その時はすでに「売れている状態」なのです。

しかもバイマの場合、海外から日本までの発送期間もありますので、実際に注文実績に表示されている時期とは2週間程度のズレが生じることもあります。

そのため、まだあまり売れていない時期に、これから売れそうな商品をあらかじめ商品ラインナップに加えておくのです。

そうすれば、売れ始めた時にあなたの商品ページにたどり着く人は増えていくでしょう。

これもまた、売れる確率を高めるためのリサーチですね。

商品のトレンドを探すためには、他パーソナルショッパーの「最新商品」を見ることです。

「最新商品」とは、そのパーソナルショッパーが今現在、出品している商品の一覧が並んでいるページです。

なので、これから売れるかどうかはまだわかりません。

しかし、出品されている商品を見ることで、どのタイミングで、どんな商品を販売しようとしているのか、その傾向がわかります。

ここで大切なのは、出品商品を見るべきパーソナルショッパーです。ちゃんとトレンドを追えている人を探してください。

どんなパーソナルショッパーを選べばいいかというと、「注文実績」の一覧を見てたくさん売れている人が対象です。

売れる商品の探し方

ここからは、主に「1.ニーズのある商品を探す」より、今売れている商品の探し方を解説していきます。

この方法でたくさん販売しているパーソナルショッパーを見つけて、「2.商品のトレンドを探る」の「最新商品」一覧より、これから売れそうな商品を探していきましょう。

バイマで売れている商品とは?

バイマで売れる商品を見つけるには、まずは「今売れているもの」を探すのが一番の近道です。

そのためには、売れる商品かどうかを自分で決めずに、バイマの市場を見て判断してください。

バイマでは、いつ何がどれくらい売れたかという情報が、簡単に手に入ります。

「注文実績」から、売れている商品を拾い集めていきましょう。

「アクセス数」や「お気に入りアイテム登録数」を見るリサーチもありますが、私はあまり考慮していません。

たとえばアクセスが3,000あっても売れない商品がある一方で、アクセスが1でも売れることが多々あるからです。

大事なのは「実際に売れている」という実績であり、1人でも「買う人がいた」という事実だと考えています。

リサーチの流れ

売れる商品を「注文実績」から探すといっても、バイマをはじめたばかりでまだ売れてない人や、活動をお休みしている人も少なくありません。

それに、中にはこのように、あまり参考にできないパーソナルショッパーもいます。

  • 自分と居住国が違う
  • 特別な仕入れルートを持っている
  • バイマに優遇されている
  • よくわからない商品を販売している
  • 数十万円するような高額商品ばかりを取り扱っている

つまり、自分とは環境が違いすぎるのです。

そのような「欲しい情報」が得られないパーソナルショッパーを含めて、注文実績から商品を探していては、余計な時間ばかりかかってしまって効率が悪くなります。

そこで以下のことを踏まえて、参考にするパーソナルショッパーを絞っていきましょう。

  • 自分と販売環境や条件が近いこと
  • 自分が取り扱える商品を販売していること
  • 販売の実績が多い人

そのための手順を、これから解説していきますね。

リサーチの流れは以下のようになります。

  1. 入り口を決める
  2. パーソナルショッパーを選ぶ
  3. パーソナルショッパーを絞り込む
  4. 売れている商品を探す
  5. リサーチを効率化する

この作業手順で参考になるパーソナルショッパーを選定して、売れる商品を探しやすくしていきます。

1.入り口を決める

どこから手をつけたらいいかわからないと思いますので、まずは取っ掛かりとなる「入り口」を決めていきます。

入り口とは主に検索キーワードのことで、以下の3つがあります。

  • A.旬ワード検索
  • B.こだわり検索
  • C.キーワード検索

それぞれの特性を把握して、上手に使い分けていきましょう。

A.旬ワード検索

旬ワードとは、話題のキーワード、バイマでよく検索されている語句になります。

この旬ワードの中から1つ選択すると、適合する商品の一覧が表示されます。

基本的には何を選んでもかまいませんが、シャネルやグッチなどのハイブランドは、価格も高くて取り扱いが難しいため、避けておいたほうが無難です。

慣れてくると「こういうワードが良さそうだな」とわかるようになります。

旬ワードの検索結果一覧ですが、ここに表示されている商品を出品しているのは、どういう人なのか?を考えてみてください。

それは、旬ワードに関係する商品を「すでに販売している」パーソナルショッパーということです。

つまり、売れ筋をつかんでいるか、ちゃんとリサーチができている可能性が高いと言えますね。

-ワンポイント-

旬ワードはどんどん更新されるので、なるべく見る頻度を多くしてください。見ているだけでもトレンドのワードなどが覚えられますし、季節ごとでも変わっていきます。とくに新しく追加されたワードは要チェックです。

B.こだわり検索

こだわり検索では、様々なキーワードを幅広く探すことができます。

  • 人気
  • 雑誌掲載
  • 愛用者
  • トレンド

これらのタブを切り替えながら、様々なキーワードを見てみてください。

こちらもよく入れ替わるので、季節ごとにどんなキーワードがあるのか?チェックしていきましょう。 

C.キーワード検索

キーワード検索は、検索窓に直接キーワードを入力して商品を探す方法です。

ただし慣れないうちは、どんなキーワードを入れたらいいか、よくわからない方も多いと思います。

そんな時はまず「旬ワード検索」や「こだわり検索」から取り組んでみてください。

バイマの中でよく使われている語句がわかってきたら、キーワード検索を使ってみましょう。

ゆくゆくはこの「キーワード検索」が、バイマのリサーチでとても重要になってきます。

自由度が高く、細かくいろいろなキーワードで検索できるためです。

  • 人気商品
  • 季節商品
  • 限定商品

など、トレンドに合わせてキーワード検索をすることで、参考になるパーソナルショッパーがどんどん見つかります。

2.パーソナルショッパーを選ぶ

入り口となるワードを検索したら、結果一覧が表示されますので、パーソナルショッパーの情報を見ていきましょう。

次に、リサーチの成果をより高めていくために、フィルターをかけていきます。

参考にしたいのは、自分と同じ条件の延長線上で活躍している、自分の目指す先にいる先輩です。

ノーブランド商品の場合、商品や仕入れ先が探しにくいこともあるので除いていきますので、まずは「ノーブランドを除く」にチェックを入れてください。

さらに「プレミアムパーソナルショッパー」と「SHOP」も特殊な条件下での販売なので、参考にしづらいため除外します。

MEMO
  • プレミアムパーソナルショッパー:販売実績が多く優良な取引を行っている等で審査および本人確認をクリアしたパーソナルショッパー
  • SHOP:バイマの出店審査をクリアした法人事業主等

とはいえ、除外する機能はありませんので、ただ選ばないというだけです。

「PREMIUM PERSONAL SHOPPER」と「SHOP」のマークが“ついていない、「PERSONAL SHOPPER」と表示されているショップ名を見ていきましょう。

3.パーソナルショッパーを絞り込む

さらに以下の条件に合う、参考となるパーソナルショッパーの絞り込みをおこないます。

  • 日本在住であること
  • 注文実績数が100以上〜1,000未満
  • 取引評価で「不満」が「満足」に対して3%以下

条件に合わない場合、そのパーソナルショッパーはあきらめて、他の参考になる人を探してください。

大胆に切り捨てて、次へ次へと進めていくのがコツです。

【日本在住であること】

バイマでは世界中のパーソナルショッパーが販売活動をしていて、海外在住と日本在住では条件が異なります。

たとえば、取り扱える商品やその価格、発送方法、購入者が持つイメージなど、様々な違いがあるため、参考にできない部分が多いです。

日本在住かどうかは、パーソナルショッパー名の右横にある国旗を確認してください。

また、あなたが海外在住の方であれば、お住まいの国のパーソナルショッパーを参考にしましょう。

【注文実績数が100件以上~1000件未満】

注文実績数が100未満と少ない場合は、データが取りづらいため省きます。

また1000件以上になる場合は、そのパーソナルショッパーは経験も豊富で、特殊な仕入れ先を知っていたり、固定客がついている可能性があるため、参考には含めないようにしています。

​​はじめは注文実績数数が少な過ぎず多過ぎない、自分が目指すべき先輩のパーソナルショッパーを参考にしましょう。

この数字はあくまで作業を早くするための最初の目安なので、慣れてきたら変えていってかまいません。

【取引評価で「不満」が「満足」に対して3%以下】

バイマはお買い物サポートですから、大前提として、購入者に満足してもらうことが大切です。

そのため不満が多い売り方、購入者をないがしろにしているパーソナルショッパーは参考になりません。

ただバイマに限らず、いくら誠実に正しい接客をしていても、一定少数はクレームがくるものなので、不満の評価があること自体は気にしないようにしましょう。

たとえあなたが「不満」の評価をもらったとしても、正しい販売を心がけているのなら、とくに問題はありませんので気にしないでください。それでも問題なく注文は入りますので。

4.売れている商品を探す

ここまでで、売れている商品が探せそうなパーソナルショッパーの絞り込みができました。

ここからは、実際に売れている商品を見つけていく作業になります。

まず「売れている商品とはどう定義すればいいのか?」ですが、明確な基準はありません。

正直なところ、いくら売れている商品でも、自分が出品した時に売れるかどうかはわからないからです。

このようなことを言うと元も子もありませんが、バイマは無在庫販売という特性上、確率の問題になります。

  • 売れる確率の高い商品をどれだけ出品できるか?
  • 出品している商品の売れる確率をどれだけ高められるか?

そのような考え方が必要です。

以上を前提として、売れる商品の目安を決めていきましょう。

私の場合、1ヶ月以内に2個以上売れていれば、売れる商品と仮定しています。

目安を設けるのは、作業効率が断然良くなるからです。

ということで「注文実績」の一覧ページから、1ヶ月以内に2個以上売れている商品を見つけていきましょう。

バイマでは即日出品できるため、直近1ヶ月以内に複数売れた商品は、また売れる可能性が高いと言えます。

さらに、以下のような商品であれば、さらに売れる可能性は高くなるはずです。

  • 2週間以内に2個以上売れている
  • 1ヶ月以内に3個以上売れている

実際に見ていくと、もっと条件の良い売れている商品を見つけることもできるので、いろんなパーソナルショッパーの注文実績を見るようにしてください。

そのようにして売れている商品をたくさん見ていくと、なんとなく売れ筋がわかるようになってきます。

さらには、なぜ売れているのか?ということまでわかってくれば、トレンドも追えるようになりますね。

  • 季節の商品
  • 今年の流行
  • 有名人が愛用していた
  • ロングセラー商品
  • 日本未入荷

ファッションやブランドに詳しくなくても、もっというと興味がなくても、リサーチを磨きさえすれば、売れる商品は見つけられるようになれます。

5.リサーチの効率化

1ヶ月以内にたくさん売っている「売れっ子パーソナルショッパー」が見つかったら、ブックマーク(お気に入りに入れる)して、いつでも「注文実績」のページが閲覧できるようにしておきましょう。

リサーチは直近1ヶ月の販売データを見ていくわけですから、1ヶ月後にはまた「新しい売れている商品」が載っています。

つまり、1ヶ月おきに「注文実績」をチェックすれば、情報が更新され、また新しい「売れる商品」を見つけることができますね。

そのため、ブックマーク内にフォルダをつくり、1フォルダに10~15名分のパーソナルショッパーの「注文実績」ページを入れておきます。

私はこれを「ショッパーリスト」と言って管理しています。

あとは「ブックマーク」→「タブですべてひらく」にて、フォルダ内の10〜15人分の「注文実績」一覧をすべて表示できるので、宝探しのように一気に商品を探していくことができます。

さらに、このショッパーリストのフォルダを複数つくり、1週間ごとのスケジュールで実行していけば、毎週「売れている新しい商品」が効率よく簡単に見つけられるので効果的です。

仕入れ先を探す

売れる商品が見つかったら、次に仕入れ先を探していきましょう。

バイマは無在庫販売ができるので、商品と仕入れ先がわかれば、すぐにでも販売(出品)することができます。

注文が入ったら、その仕入れ先で買い付けをおこない、購入者の元へ届けて完了です。

では、リサーチして見つけた商品をどこで買い付けるのか?

バイマの仕入れ先には、大きくわけて3つあります。

  1. 公式ショップ(ブランドのオフィシャルサイト)
  2. 大手デパート(様々な商品が並ぶ海外のデパート)
  3. セレクトショップ(世界中にあるオンラインショップ)

それぞれに特徴やメリット・デメリットがありますので解説していきます。

1.公式ショップ

公式ショップには、他にはない圧倒的な信用があります。

公式ショップと言われるだけあって偽物があるはずもなく、箱から袋、タグまで、商品以外の付属品も人気です。

そのため購入者は、その安心を買っている側面もあります。値段以外の価値ですね。

公式ショップは他のショップよりも価格が高いこともありますが、セールを開催したり、ディスカウント商品が販売されていることもあるので上手に利用しましょう。

MEMO

メリット ・・・圧倒的な信頼度。100%正規品なので安心で安全。

デメリット・・・日本には発送していない場合がある。価格交渉は難しい。

2.大手デパート

大手デパートも安心して買うことができる仕入れ先です。

商品数も豊富ですし、対応も丁寧なので、初心者にも敷居の低い仕入れ先といえます。

日本人向けに日本語対応しているところもあり、海外のサイトであることを忘れてしまうほどです。

そのため、バイマで仕入れに使っているパーソナルショッパーも多く、人気商品は在庫切れになることもあるため、在庫のチェックはこまめにおこなうと良いでしょう。

MEMO

メリット ・・・商品数が多い。老舗も多く信頼度は高い。

デメリット・・・送料が高い。すぐに売り切れることが多い。

3.セレクトショップ

バイマでは多くのパーソナルショッパーが、仕入れ先として海外のショップを探しています。

いくらリサーチをして売れる商品を探しても、仕入れ先が見つからなければ出品ができません。

セレクトショップは世界中にたくさんあるため、たとえ商品が見つからなかったり、在庫切れになっていたとしても、また他のショップを探せば見つかることもあります。

仕入れの幅を広げ、どんな商品でも取り扱えるように、世界中のセレクトショップを開拓していきましょう。

MEMO

メリット ・・・ライバル不在の商品があるかも。世界中にあるので数が多い。

デメリット・・・偽物のリスクあり。対応が良くないショップあり。

仕入れ先の探し方

これまでバイマでの仕入れ先の種類を解説しました。次にその仕入れ先の探し方をお伝えしていきます。

仕入れ先の探し方にはいくつか方法がありますが、ここでは代表的な2つをご紹介します。

  1. ShopStyle(ショップスタイル)
  2. Google画像検索
1.ShopStyle(ショップスタイル)
https://www.shopstyle.com/

ShopStyleは、様々なファッション系のショップが登録している検索サイトです。

検索窓に商品名を「英語で」入力すると、レディース&メンズファッション、ベイビー&キッズ、ビューティー、インテリア雑貨など幅広いカテゴリの中から、検索結果が一覧表示されます。

100万点以上ある商品の中から目当ての商品が見つかったら、ワンクリックでショップにアクセスして直接、購入することができる便利なサイトです。

右上の国旗のマークを切り替えると、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダのショップが検索できます。

該当国のショップを検索することになりますので、検索するブランドがどの国のものかを調べ、その国に切り替えて検索すると精度が高くなります。

たとえば、アメリカのブランドであれば、アメリカのショップを探しましょうということですね。

ただしあまり完璧ではないため、国旗をアメリカにして検索をした場合でも、他の国のショップが出てくる場合があります。

どの国のブランドかがわからない場合は、バイマの各ブランド紹介ページに記載されているので確認してみましょう。(Google検索でも可能)

ShopStyleで検索しても商品が見つからない場合は、すでに売り切れになっている場合が多いので、また次の商品に移って効率よく仕入れ先を探してください。

ShopStyleは、常に新しい通販サイトやストアを掲載し、アイテム数を増やしたいという考えですが、登録には事前審査が必要なため、安心して購入できるサイトであると言えます。

2.Google画像検索

Googleには画像検索という機能があります。

対象の画像と同じもの、もしくは類似している画像をインターネット上で検索する機能です。

この機能を使って、商品画像を元に、仕入れ先を探すことができます。

画像検索は様々な使い方ができますが、簡単なのは右クリックを使う方法です。

ただし、Google Chromeでしか利用できないので注意してください。

検索したい商品画像の上で右クリック→「Googleで画像を検索」を選択。

すると画面右の検索結果に、同じ画像もしくは類似画像が表示されます。

見つからなかった場合は「この画像を検索」→「ブランド名+商品キーワード」を入力して検索すると、発見できる場合があります。

表示された画像から仕入れ先のショップに移動できますので、詳細を確認してください。

Google画像検索をする場合、商品画像については、加工されている1枚目ではなく、未加工の画像で検索をしましょう。装飾が多いと検索されづらい可能性があります。

日本への発送は、「International Shipping」というところに記載してあることが多いので、「Shipping」というワードを探すと見つかりやすいです。

仕入れ先のチェック

ここまでで、売れている商品を見つけ、その仕入れ先を探しましたが、最後にもう1つおこなう作業があります。

それは「仕入れができるかどうかの確認」です。

まず、バイマでは出品に関して以下のルールが定められています。

バイマ:出品を禁止されている買付先について
https://qa.buyma.com/shopper/prohibited-item/4007.html

これらに該当する仕入れ先からは、買い付けができませんので注意してください。

その上で、確認すべき内容について解説していきます。

日本へ発送しているかを確認

海外ショップの場合、まずは「日本への発送に対応しているか」を確認する必要があります。

ショップごとに記載してある場所がそれぞれ違いますが、慣れてくれば簡単に探せるので安心してください。

サイト内にある検索窓に「shipping」と入力をするか、主に以下の場所に「国際発送」の項目があります。

  • Shipping Information
  • Shipping Service
  • International Shipping

見つからないようであれば、以下より「International Shipping」を探してみてください。

  • Customer Service
  • FAQ

また、それでもわかりづらい場合や、うまく探せないときは、直接ショップに問い合わせて聞けば教えてくれます。問い合わせをする場所は、サイト内にある以下の場所になります。

  • Contact Us
  • Email Us

メールの内容はこのような簡単なもので十分です。

Hi,

I am interested in your product.

Could you ship to Japan?

If you possible, May I know the shipping cost?

Regards,

 ↓

こんにちは。

あなたのところの商品にとても興味があります。

日本へ発送してくれますか?

もし発送してくれるのなら、送料はいくらですか?

よろしくお願いします

どうしても日本へ発送対応しているかがわからない場合は、実際にショッピングカートに入れてみるのも一つの方法です。

商品をカートに入れ、必要事項を入力して、決済の一歩手前までいくと、日本発送に対応していれば金額が表示されます。(決済ボタンは押さないようにしてください)

ただし、情報が正しく反映されないこともあるので、気になる場合はやはり、ショップに直接お問い合わせをしましょう。

【転送会社を利用する】

仕入れ先のショップが、日本への発送に対応していない場合、2つの選択肢があります。

  • 諦めて他のショップを探す(次の商品へ移る)
  • 転送会社を利用する

日本へ直送していないのであれば、海外で経由して届けてもらうために、転送会社を利用します。

これは海外に商品を受け取ってくれる住所を持つようなイメージです。

手数料や転送分の時間は必要ですが、それを差し引いても、ふつうのパーソナルショッパーが取り扱えない商品を仕入れられるメリットはあります。

利用方法も簡単なので、仕入れの幅を広げるために活用してみてください。

利用の流れは以下のようになります。

  1. 転送会社のサイトに登録する
  2. 仕入れをする際の発送先に転送会社の住所を設定する
  3. 転送会社へ商品を買い付けした旨を連絡(不要の場合もあり)
  4. 転送会社から商品到着の連絡がある
  5. 自分のタイミングで発送を依頼する

転送会社はたくさんあるので、自身に合う会社を利用してください。ここでは代表的な2つの会社をご紹介します。

【日本語で安心して利用できる「はむはむ便」】

http://www.hamhambin.net/

まず、名前がかわいいですよね・・・。

英語にまだ慣れていない人は、日本語で利用できるのでとても便利です。

はむはむ便は梱包発送が丁寧で、問い合わせの対応もちゃんとしてくれるので、初心者にも安心の転送会社と言えるでしょう。

また、消費税がかからない点も嬉しいところです。(オレゴン州のため)

購入代行もあるので、日本のクレジットカードが使えない場合や、転送会社の住所では買い付けができないとき(たまにあります)は検討しましょう。

英語表記のサイトに比べて、手数料が高めであることと、量があまり取り扱えないのが気になる点ですが、はじめたばかりで仕入れが少量だったり、日本語で利用したい人にはおすすめです。

【手間がかからず手数料が安い「MyUS」】

https://www.myus.com/

MyUSは手数料が安いのが大きなメリットです。荷物が多くなればなるほど送料が安くなります。

海外から日本へ商品を発送する場合、通常は重さで送料が決まりますが、MyUSは重くなるほど1kgあたりの送料単価が下がります。(150ポンド(約68kg)超えるとグンと安くなります)

荷物を多く送るほど送料が安くなりますから、バイマで仕入れが多くなる=たくさん売れるほど、送料を抑えることができ、その分、利益を伸ばすことにつながります。

MyUSは日本語で利用できない英語のサイトではありますが、買付報告が不要だったりと使い勝手が良く、何度か利用すればすぐに慣れてくるので心配は不要です。

買い付けしても問題ないかを確認

バイマでは、偽物商品の取り扱いを禁止しています。

残念ながら、すべてのショップが正規品を販売しているわけではありません。

中には詐欺をおこなうショップも含まれているのが現状です。

そこで、事前にそのショップから仕入れても大丈夫かどうかの確認をおこないましょう。

簡易的にはなりますが、仕入れ先が偽物を取り扱っている可能性を確認する方法があります。

それは、レビューサイトを利用することです。

スキャムチェックアドバイザー

https://www.scamadviser.com/

使い方は簡単です。「Check ScamAdviser Before You Buy」の下にある検索窓にショップのURLを入力して「検索(search)」しましょう。

検索結果の「Trustscore」と言われるグラフをご確認ください。

グリーンであればほぼ安全、レッドの場合は詐欺である確率が高くなります。

レビューサイトとは、そのショップを利用した人が感じたことを、自由に書くことができる場所です。

商品のこと、発送のこと、ショップの対応など、様々なレビューが書いてあります。

ここで大切なのは、そのショップの商品が偽物かどうかということです。

レビューの中に、以下のような偽物を連想させるワードがある場合は要注意です。

  • fake
  • cheap
  • imitation
  • copy
  • replica

レビューサイトは英語ですが、翻訳サイトを利用すれば大体のことがわかります。

他にもいくつかレビューサイトをご紹介しますので、はじめのころは複数に渡って確認してみてください。

レビューの評価が悪い場合でも、返品についてだったり、商品が届かない、サイズが合わないなどという内容だったこともあります。

偽物を連想させるワードがない場合はとくに気にしなくてもかまいません。

また、GoogleやYahoo!でショップ名(ショップのURL)を検索すると、ショップの情報がわかる場合もありますので、並行しておこなってください。

【本物か偽物かわからなくて不安が残る場合】

ただし、レビューサイトで完全に予防できるわけではありませんので、不安な場合は以下の2つの対策をおこなってください。

  • ShopStyleで検索できるショップを使う
  • 買い手保護のあるペイパルで支払いをおこなう(対応店のみ)

または、諦めるのも大切な1つの選択肢です。不安があるままでの買い付けはやめておいた方が無難です。

慣れてくると、感覚的に怪しいショップがわかってきますので、最初は手間ですが調べながら仕入れ先を開拓していきましょう。

販売 〜お客様に選ばれる効果的な出品〜

売れる商品を見つけ、仕入れ先を探し、確認をして問題ないと判断できたら、いよいよ出品をおこなっていきます。

「さあこれから、どんどん出品していこう!」

そう意気込む前に、少しだけお待ちください。

まず最初にお伝えしておきたい大事なことがあります。

それは「安易な安売りをしない」ということです。

戦略的に安く売るのはいいのですが、安くしなければ売れないという考えは捨ててください。

バイマでは何をいくらで売るか、パーソナルショッパーが自由に設定できます。

安くするのは一番簡単で、すぐにできる売れるための方法ですが、利益にならないので続けられません。

正しい販売とは、価格ではなく価値を伝えることです。

「購入者の代わりに海外のアイテムを探して手元へお届けする」

その手数料が私たちパーソナルショッパーの利益です。

自分の労力を使って実務が発生する以上、堂々と利益をいただきましょう。

安心してください。安くしなくても売れる方法は、これからお伝えしていきます。

全ページに表示される大事な3つのテンプレート

まず最初に、3種類のテンプレートを作成しておきましょう。

一度つくっておけば、それぞれのページでずっと使えるので、ここは手抜きをせずに全力で書いてください。

他のパーソナルショッパーを見ると、しっかりできていない人も多いので、ライバルに差をつけるチャンスです。

テンプレートの内容は以下の3つになります。

  1. お知らせ
  2. お取引について
  3. 自己紹介

それぞれに役割があり、掲載される場所は違いますが、常にどこかに表示されている大事な項目です。

しっかりつくり込んで、購入者からの信頼を得ましょう。

それでは、1つずつ解説をしていきます。

1.お知らせ

すべてのページに表示される重要な項目です。

購入前の不安をなくし、安心して買ってもらうために、あなたが「バイマでどんな活動をしているのか」を伝えます。

信用してもらうために何を書けばいいのか、購入者の目線に立って考えてみてください。

具体的には以下のようなことを書いていきます。

  • 取り扱っているのは100%本物の商品であること
  • 関税や国内送料が込みであること(日本在住の場合)
  • わからないことはいつでも問い合わせ可能なこと
  • ほしい商品があれば代わりに探せること
  • 割引き、セール、クーポン等のお知らせ
  • ギフトラッピングについて
2.お取引について

トラブルを避け、円滑なお取引をすることが目的です。

予測される問題を事前に予防しつつ、購入者からは「しっかりしている」との印象を持ってもらえます。

そのため、あまり自分の保険ばかりをかけすぎないようにしてください。

具体的には以下のようなことを書きます。

  • 購入後の返品、交換、キャンセル等は不可なこと
  • お手持ちのパソコン、スマートフォン、タブレットの画面により、見える色に違いが出る場合があること
  • 日本に比べて海外では商品の選定基準がゆるい場合があること(細かなキズ、汚れ、ほつれ等が見逃されることがある)
  • 不明な点などあれば購入前にご連絡をいただくこと
  • 商品に不具合等があれば適切な対応をするため連絡がほしいということ
  • タイミングによっては完売になっている場合があること
3.自己紹介

購入者にあなたの「人となり」を知ってもらうことで、共通点、共感、身近感、安心感を持ってもらうことが目的です。

そのために、あなたが「どんな人間なのか」を伝えます。

批判的なこと、ネガティブなことは書かないようにしてください。

具体的には以下のようなことを書いていきます。

  • 趣味、特技、好きなこと
  • 好きな国、観光地(海外)、旅行の思い出
  • (詳しい人は)ファッションやブランドのこと
  • 生活環境や日々の暮らし
  • 休日の過ごし方
  • 出身地、居住地、思い入れのある場所

以上3つのテンプレートは、バイマに慣れてくるに連れて、使いやすいようにどんどん更新してください。

また、他のパーソナルショッパーたちの情報を見て、良いものはどんどん参考にして取り入れていきましょう。

内容については、多すぎると覚えきれませんし、少なすぎると伝えきれないため、3~4項目程度が目安です。

2つのページの役割を理解して売れる構成をつくる

バイマで購入者が商品を買う際に見ている販売ページは2つあります。

「商品ページ」と「出品者(プロフィール)ページ」です。

  • 商品ページ = 何を買うか?
  • 出品者ページ = 誰から買うか?

このようにお考えください。

商品だけじゃなく販売者の情報も、買われるための要素なのです。

それぞれのページの役割を理解して、売れる販売ページをつくっていきましょう。

「価格」よりも「価値」を伝えること。「何を書くか」よりも「なぜ書くか」を意識することが大切です。

商品ページ

商品ページとは、出品している商品の情報が掲載されているページです。

購入者は最初にこのページを見ることになります。

そのため、購入意欲のあるお客様であれば、ページの内容に納得がいけば、そのまま購入につながる大事な部分です。

他のパーソナルショッパーと同じページ構成だからこそ、選ばれるための「違い」をつくっていきましょう。

売れる商品ページとは「今すぐこの商品を買わない理由をなくす」ことです。

購入者は常にこのような不安を抱えています。

  • どんな人が売っているのか? ・・・販売者の不安
  • どんなところで買いつけしているのか? ・・・偽物の不安
  • どういう状態で商品を届けてくれるのか? ・・・梱包の不安
  • どのくらいの期間で届くのか? ・・・発送の不安
  • 試着ができない ・・・サイズの不安

など、今すぐ買わない理由がたくさんあるので、一つずつ潰していくことを意識してください。

商品ページで大切な3つの項目

商品ページは主に20項目の構成でできています。

バイマの公式サイトに、出品について記載されていますので、そちらも参考にしてください。

バイマ:出品作業時のポイント
https://qa.buyma.com/shopper/sell/4101.html

本書では、とくに大切な3つの項目を解説していきます。

  1. タイトル
  2. 商品画像
  3. 商品コメント

これら3つは、他のパーソナルショッパーと差をつけられる部分です。

自分のスタイルを確立させて、売れる商品ページの型をつくり上げていきましょう。

1.タイトル

商品タイトルは全角30字、半角60字以内という文字制限があります。

しかし、文字数いっぱいまで情報を詰め込んでも、逆に読みづらくなってしまいます。

タイトルに関してはパッと見て「わかりやすい」ことを優先させてください。

たとえばアプリやスマホで見た際、画像とタイトルが一覧表示されるのですが、購入者はじっくり1つずつ見たりはしません。

さっと感覚で見て、選んで、それから商品ページを読むため、まずは選ばれることが大切です。

タイトルのつくり方がよくわからない方は、購入者の興味を引く「見出しワード」+ ブランド名+商品名」の構成をおすすめしています。

見出しワードとは、お得を感じてもらったり、興味や関心をひくキーワードのことです。

見出しワードの例)

セール、新作、限定、日本未発売、日本未入荷、大人気、関税込み、国内発送、即発(手元に在庫がある場合)、有名人(愛用者)の名前、掲載雑誌名など。

商品名は、購入者がひと目で「私が探しているもの」であることがわかるようにしてください。ブランド名を入れることは必須です。

購入者のほとんどは、英語が苦手なため日本語で海外商品を買いたいという人ですので、英語ばかりの表記にならないように、日本語をバランスよく入れてください。

バイマはヤフオク等とは違って、商品コメントも検索キーワードの対象になりますので、タイトルに無理やりキーワードを入れ込む必要はありません。

最後に、タイトルの例を挙げます。

【新作】Kate Spade iPhoneケース 14/14pro ドット柄

【国内発送】Coach 二つ折り財布 C2862 ブラック

【日本未発売】ADIDAS ASTIR アディダス アスター スニーカー

2.商品画像

バイマでは商品画像を最大20枚まで載せることができます。

1枚目の画像は検索結果一覧で表示されるため、文字を入れたり、複数の画像を組み合わせたりと、様々な加工をして目立たせようとしている人が多いです。

ただ、画像をきれいに加工して目立たせることも大切ですが、もちろんそれだけ時間がかかってしまいます。

時間のない中で作業をしている方も多いと思いますので、加工をせずにその時間を他の作業に充てるという考え方もあります。

必ず加工をしなければ売れないということはないので、加工をしてみたり、しなかったりと、どちらも経験して自分なりのやり方を探してみてください。

実際に私がバイマを教えてきた人たちは、画像の加工をしていない人も半分くらいいましたが、問題なく売れていました。

それより2枚目以降の画像を、商品の細かいところまで、できるだけ多く載せることも大切です。

購入者は実際に商品を手にとって見ることができないので、いろんな角度やパターンが見られた方が安心します。

また、バイマでは画像のサイズが重要になります。

アプリやスマートフォンで見る人の方が多いので、正方形の形に画像を加工しましょう。

バイマでの表示サイズは428px(ピクセル)×428pxになっています。

ディスプレイによっては倍程度のサイズがあった方が良いので、できれば800px×800pxの画像が理想です。

画像の加工やサイズの変更については、ネットで検索すると動画等で簡単に見つかります。

基本的には画像編集ソフトが必要になりますので、無料であればGIMP(ギンプ)、有料であれば月額1,000円程度のPhotshop(フォトショップ)を利用している人が多いです。

3.商品コメント

商品コメントには2つの役割があります。

  • 商品の情報を伝えること
  • 検索されること

これを知らずに適当に書いていると、検索されなかったり、購入者に読んでもらえなかったりします。

つまり、受注につながりません。

ブランドの情報を使い回しているパーソナルショッパーも多くいますが、購入者からの目線で考えると、欲しいのはその商品の情報です。

といっても、ファッションやブランドに詳しくないと、書くのが難しいと思われますよね?

ですが、商品の知識がなくても問題ありません。

実際、私もそうでしたし、パーソナルショッパーのほとんどは、自分が出品している商品のことを知りません。

なぜなら、手元にない無在庫商品だからです。

バイマでは、他のパーソナルショッパーの商品コメントを閲覧できるので、自分が出品するものと同じ商品を検索して、良いコメントを集めてみてください。

読んでみると、多くの人が同じようなポイントを書いているはずです。それがその商品のウリになりますので参考にしましょう。

ただし、他のパーソナルショッパーが書いたコメントを、そのままコピーして使うことは禁止されているので、自分の文章に書きかえるようにしてください。

書き方のコツは、特徴とメリットを組み合わせることです。

たとえば、商品のカラーが「白」という特徴があったとしたら、「シンプルなお色なので様々なシーンに活用できます」といったメリットの組み合わせになります。

またバイマでは、商品コメント内のキーワードも検索対象になります。

ブランド名(英語・カタカナ)や商品名、色、サイズ、型番はもちろんのこと、愛用している有名人の名前や、紹介されている雑誌などのメディア名があれば、検索されることを見越して、自然な形で入れるようにしましょう。

出品者ページ

このページでは、あなたが「どういう人物なのか?」を伝えることが目的です。

販売者の人物像や人となりをイメージしてもらいたいので、ビジネス情報よりも、パーソナルな情報を書いてください。

  • あなたがどういう人なのか?
  • この人から買って大丈夫なのか?
  • 安心して買い物ができそうか?

商品ページが「今すぐ買わない理由を潰していく」というマイナス的要素なら、出品者ページは「あなたから買われる理由を積み上げる」というプラス的要素になります。

すべての人に好かれる必要はありません。

それよりも、今後おつき合いしていきたいと思う購入者をイメージして、その人に向けてメッセージを伝えるのがコツです。

人は無意識のうちに共通点を探そうとしますから、たとえば出身地が同じというだけで親近感がわきます。購入者のフック(引っかかり)がたくさんできるよう意識してみてください。

出品者ページには、以下の内容が掲載できますので、できるだけ全部、使うようにしましょう。(3つのテンプレートで作成した自己紹介文も載ります)

  • 得意なカテゴリ
  • 得意なテーマ
  • 血液型
  • 趣味
  • 好きな○○

また出品者ページには、出品者の魅力や人柄などを購入者の方に伝えるために「プロフィール画像」と「カバー画像」の設定が可能です。

※カバー画像はパソコンからのみ設定可能です。スマートフォンやタブレットには対応していません。

プロフィール画像は、出品された商品の詳細ページなどに、アカウント名と一緒に表示される画像です。画像は正方形で作成してください。

長方形の画像になってしまうと、画像の中心部のみが表示され、上下左右の一部が表示されない場合があります。

カバー画像はパーソナルショッパーページの上部に表示される大きな画像です。スマートフォンで見た際にも表示されます。

画像のサイズは960px×270pxで作成しましょう。

プロフィール画像、カバー画像共に、後からでも変更できます。

販売価格について

バイマでは、商品の販売価格を自分で決められます。

その際、最初はこのように思ってしまうかもしれません。

「他の人より高いと売れなさそう」

「安くできないからこの商品の出品をするのはやめておこう」

「もっと安くした方が売れやすいかな」

他のパーソナルショッパーの販売価格を意識し過ぎて、無理に値下げをしてしまう人は多いです。

たしかに、販売価格が安ければ、高いよりは売れやすくなります。

ですがたとえば、販売価格5,000円の商品を売って利益が200円になりました。

これをどう思われますか?

バイマではこの200円の利益のために、やらなければならないことがいろいろあります。

商品の買い付け、購入者への連絡、商品の受け取り、検品、梱包、発送など・・・。

まだはじめたばかりで、売れる個数が少ないうちはいいかもしれません。

ですが、このように少ない利益で出品を繰り返し、販売数が増えてきたとしても、ただ作業量が増えて大変なだけです。

1日10個売れたとしても2,000円の利益です。10個分の梱包をするだけでもけっこうな時間がかかります。

それなら1個売って2,000円の利益になった方が、時間もかからず金銭的にも気持ち的にもずっと楽なはずです。

安くできるのであればいいのですが、そうでなければ無理して値下げはしないようにしてください。

では、どうやって価格を決めたらいいのか?

それは、ちゃんと事前に決めておいた計算をすることです。

あらかじめ利益(利益率)と、最低限の利益額も決めておきましょう。

私がバイマを教える際は、最低でも利益率20%、利益額は1個あたり2,500円以上にするようアドバイスしています。

以上を踏まえて、販売価格は「商品代金」、「経費」、「利益」を元に計算してください。

参考までに例を挙げますね。

  • 商品代金:20,000円
  • 国際送料:3,000円
  • 関税:2,000円(商品代金の10%)
  • 輸入消費税:2,000円(商品代金の10%)
  • 利益:4,000円
  • 国内送料:800円
  • 販売手数料:2,500円(合計金額に対してバイマの販売手数料を8%として計算)
  • 販売価格:34,300円

商品代金を考えると、ずいぶんと販売価格は高くなったと感じられるのではないでしょうか?

それでも、購入者が自分で海外から買い付けをしようとしても、必要経費はかかってしまいますので、法外な値段というわけでもありません。

この販売価格でも売れるようになりますので、諦めずに作業を続けていってください。

バイマでは最安値にしなくても商品は売れます。ただ、最安値にしなくても商品が売れていくためには、工夫や努力は必要です。

そのために何をすればいいのか、本書でご紹介していますので、無理な値下げに頼って自分を追い込まないようにしてください。

本書の手法は、10年以上に渡って続けてきたもので、今でも多くの人が使っている正しいやり方です。

最後に、あえて利益を少なくして値下げをする場合もあります。

それは「評価を貯める」または「販売実績を積む」という目的のためです。

その場合は、利益が少なくても販売数を増やす方を優先させます。

ただあまり長く続けているとキリがないので、あらかじめ期限を決めておきましょう。

仕入れ 〜利益を伸ばすための買い付け術〜

バイマの無在庫販売では、この仕入れの段階で初めて支払いが発生します。

とはいえ、あまり神経質になる必要はありません。

仕入れといっても、やることはとてもシンプルです。

海外のショップで「お買い物をすること」とお考えください。

日本でネットショッピングをする、たとえばAmazonで本を買う感覚と同じです。

  1. 商品を探す
  2. カートに入れる
  3. 必要な情報を入力する
  4. 支払いをする

大きな違いは英語であることくらいで、基本的にはこの流れで仕入れができます。

買い付けの手順

ADD TO BAG で商品をカートに追加する。

名前や住所、電話番号等の必要事項を入力。

支払い情報を入力。

商品、金額、入力情報を確認して、支払いボタン(PLACE ORDER)を押す。

商品が発送されたら、ショップから追跡番号が届きます。(追跡番号ありの場合のみ)

ただし、あまり正確じゃないこともありますので、参考程度に見ておいてください。

商品が配達されたら、関税を支払って商品を受け取ります。

ショップからのお得な情報をゲットしよう

海外のショップで仕入れをする際、ショップのメールマガジンに登録しておきましょう。

会員限定のお得なセール情報やクーポンなどをもらえることがあります。

不要であれば簡単に配信解除できますので、まずは気軽に登録してみてください。

ショップのメールマガジンは、基本的にはほぼ毎日メールが届くので、専用のフリーメールアドレスを準備するか、フォルダ分けしてプライベートと分けておきましょう。

メールはHTML形式の画像で見られるので、英語ができなくても、直感でどんな情報なのかがわかります。

たとえば、2日間限定で最大85%オフ、ゴルフ衣類は表示されている値段からさらに20%オフというメールもあります。

とくに期間限定の短期集中セールの場合、お得な仕入れができることも多いので、見逃さないようにしてください。

ショップとのコミュニケーションを取ろう

これは必須ではありませんし、向き・不向きがあるのですが、ショップと仲良くなっておくと、たまに良いことが起こります。

私の場合は、担当者が付いたり、たまにクーポンをくれたり、商品の取り置きや、新入荷の連絡をもらったりでしょうか。

やり方は難しいことではありません。

商品が到着したら、受け取りのメール連絡をすることからはじめてみてください。

何度かコンタクトを取っているうちに、相手側も覚えてくれるようになります。

大きなショップでも、担当者と仲良くなれることはあるので、そのようなことが好きな方はトライしてみてください。

「ドイツは雪が降っていて寒いです。日本はどうですか?」といった、日常会話も楽しめます。

このようなコミュニケーションは、日本でも世界でも共通で、心遣いや思いやりは大切だと私は思います。

たとえば、普段のやり取りから、ショップのマネージャーが私のことを覚えてくれて、その後、本当は1回なのに無制限で使える割引クーポンをもらうこともありました。

同じショップから普通に仕入れをしている他のパーソナルショッパーより、平均で2割引き、時には半額で買えたのでかなりお得です。

狙ってできるわけではないため、再現性はお約束できませんが、楽しみながらコミュニケーションを取ってみると、このような新しい開拓もできる場合があります。

あとがき